4年生 阿島傘作り学習

本校では4年生が、喬木村の伝統産業であり、今では特産品にもなっている「阿島傘」について学んでいます。11月11日に2組が、12日には1組が、阿島傘伝承館で実際に阿島傘を作る体験をしました。この日は、和傘の骨組みに和紙を貼る作業を行いました。阿島傘保存会の皆さんから説明を受け、グループに分かれて順番に和紙を貼っていきます。傘の骨組みに刷毛を使って糊を塗るのですが、細い竹の棒なので上手に塗ることが難しく、子どもたちは集中して刷毛を動かしていました。その骨組みの上に扇形に切った和紙を貼りますが、これも集中しないとずれてしまったり、重なってしまったりして、とても難しい作業でした。和紙を貼ると、最後に余分な部分をカミソリで切り取る作業があります。余分なところまで切らないように、慌てず丁寧にできました。一つ一つの工程が神経を使う手作業でしたが、子どもたちは「がんばって」「もう少しだよ」「手のひらを上に向けるといいよ」等と声を掛け合い、励まし合いながら取り組んでいました。この後、糊が乾いて和紙が固定されたら、絵付けになります。どんな絵を描くのか楽しみです。